「全体の奉仕者」はやはり幻想か

(データマックスさんインタビューより)
―市長からする理想の、あるべき市役所・市職員像とはどのようなものですか。

 竹原: 私が目指しているのは社会であって、役所が存在することではありません。
社会そのものがお互いを支えあう、慈しみあう社会になることを目標にしています。
あらゆる組織というものは、そのための一時的な道具でしかありません。
社会全体のための道具である役所を私的な手段にして、自分たちの利益を図ってはいけないのです。
今の役所は、社会のあるべき姿を芯に置いていないのです。
道理や、人間の社会のあり方を広い視点で見ていかなければなりません。
役人や政治家が利益を得る特権階級になってはいけないのです。

**************************************************************************

「あらゆる組織というものは、互いを支えあう、慈しみあう社会を築くための一時的な道具にすぎない」
このシンプルな考え方に、本質的なところで異を唱える者はいないだろう。
また、権力・権限というものも、そのような理想の社会を目指すためにこそ必要とされているはずである。
人類にとって「法」という規範が必要ならば、法律も慈しみあう社会全体に向かうためのモノサシであり、
一部の者が自分たちのために都合よく使うなど、あっていいはずがない。


私自身、今回の懲戒免職という処分を最初に聞いたときは、「さすがにやりすぎでは・・」という心情に駆られたのも事実だ。
それは前後の状況を細かく把握できず、感覚的に反応しただけの事である。今思うと何の根拠もない軽い反応である。
わが国の憲法では、公務員を「全体の奉仕者であり、一部の奉仕者であってはならない」と位置づけている。
そして市長には、地域全体に奉仕するための組織を統括・代表し、また、事務を管理し執行する権限や
全体の奉仕者たる職員を指揮監督するための任命権が市民より付与されている。
今回の竹原市長の抗告理由書では、当該職員(元係長)や職員組織は、全体の奉仕者どころか、
何をやっても許される無秩序な状態にある事がよく分かる。
改革を託された市長の方針を「公に」真っ向から妨害する非行を鹿児島地裁はどのように判断しているのか? 

労働者としての人権や生存権ばかりを主張する組合(弁護士)の声に圧されているのか、
市長が今回判断した理由が「どのように不当」なのか?は全く聞こえてこない。
現場の長である市長の権限を軽視し、その判断を「ないがしろ」にすることこそ、民主主義に反するのではないか?
そうなれば、所詮司法なんてそんなもの、市長の権限なんてそんなものとばかり、
本来の行政組織体系はさらに崩れ、職員(組合)や議員による市政の私物化にあらゆる局面で拍車がかかるのは必至だろう。

竹原市長は言っている。
「公務員は全体の奉仕者である。」憲法に書かれたこの言葉は美しく、とても善いものに見える。
だからこそ疑わなければならなかった。真実から目を逸らし、ありえないことを信じて、
悪から逃げ出してしまった弱さが日本を今の状態にさせてきた。


まさに、その通り・・ということになってしまうだろう。
「社会通念上、不当だ」という曖昧な言葉を判決の根拠とできるほど、簡単な問題ではない。



Comment

[1102]

公務員についての批判ということで、皆様がどのようにお考えなのか。
現在不況により状況は大変厳しい状況です。
そうなれば公務員にその不満の矛先を向けるのは簡単です。
「安定」「安心」
そういった言葉で片付けるものでしょう。

政治家のプロパガンダとして公務員の給与がやり玉に挙げられているのは
今に始まったことではありませんが、特に自民党末期の頃はすごかったよう
に感じます。政争の具に使われているというか・・。

私は個人的に、そんなに公務員を攻撃して何が面白い?楽しい?と思います。
今現在私は某企業に勤めて18年ほどになりますが、確かに現状苦しいです。
給与も減りましたし、ボーナスも出るかどうか・・・。
でもそのように思うには理由があります。

私の父はとある役所の公務員でした。
現在は定年となっていますが、いまでも忘れられない事があります。
バブルを過ぎて数年の頃、当時徴税課だった父が刺されました。
酒に酔った方からの暴行でした。
いつも役所で大声で怒鳴り散らし、職員を威嚇し、なんくせを付けては
税金を払わなかった人だったそうです。

幸いにも腕に障害が残る程度で命には別状ありませんでした。

その時、なぜうちの父がそんな目に遭わないと行けないのか、と大変
悔しく思いました。でも役所はそういう人も追い返せません。
税金を納めるのは国民の義務、それを払わない人のところに「お願い」に
行って刺される。
他でも色々あったようです。「持って行け」と小銭を投げつけられて怪我をする、
「土下座したら払ってやるよ」「家族はいるのか?」などなど。

「そんな危険な状態ならなぜ警察に相談とかしなかったのか?」と聞くと
「自分の街の住民だよ。それをを訴えるなんて・・・」という状態。
普段は気にしていなかったのですが、役所は役所なりの悩みもあると思いま
した。

こういった生の声を聞いたのも驚きましたが、それ以外に入院したりしている
ときに身の回りの世話をしたり、していて、驚いたこともありました。

当時私は就職して数年という状況でしたが、勤続数十年の父の年収
を越えていたのです。
正直に申します。私が30歳、年収は約720万でした。
対して父は勤続32年、年収650万。
自治体によって違う、と言われますが、50過ぎでもこんなもの?
びっくりしました。

今現在、私の給料は正規の給料の約8割、苦しいです。
しかしその当時の話を父に聞くと、バブルだからってことさら給料が上がる
ことはなかった、だからおまえには民間会社を勧めた、と言います。
私を大学に出してくれていた頃は当然これより低かったそうで、学費の仕送り
や色々な支払いを除くと手元に残る生活費は5〜6万・・・改めて申し訳ない、
と思いました。

公務員を叩くのは簡単でしょう。爽快でしょう。スッキリするかもしれません。
なんせ「表だって反論」しませんから。
でも公務員も人であり、労働者であり、家族もいる。
公務員だからって全体の奉仕者だから人権無視して構わない、自分たちの奴隷!
というわけではないでしょう。

お店で物を買い、お金を払う、それで給料が出る、営業の人が道ばたに車を
止めてエアコン付けたまま昼寝をしている。あなたの支払ったお金から出てる給料で。
少なくとも公務員でそういうことをしてる人は見たことありません。
お金を払うのは一緒です。
ただ給料の元が税金か否かというだけじゃないでしょうか・・・。

私はそのように、特に最近の公務員批判について思うところであります。

[1103] そのとーり!

現在、某地方の公務員ですが、田崎さんに激しく同意!!です。
意味不明な公務員バッシングが多くてウンザリしてます。
それでスカッとするのなら構いませんが、いつまでもダラダラと続きますよね。
第一、そういう庶民は努力も知能も足りてないのを棚に上げて、何をいうかって感じ。
劣っているのだから格差は当然だし、自業自得だろと。
まあ、どんなに騒いでも現実的にはムダでしょうけどねwww

[1104] 寝ぼけたことを言うな

田崎氏の話というのは単に自分の個人的経験の範囲のことにしかすぎない。一般論にするにはかなり論旨が飛びすぎてますよ。「ああそんなこともあるのですね」ぐらいの感想の範囲。
ところが後の奉仕マンは人の片棒担いで調子に乗って書いているだけのお粗末くん。
田舎公務員が大して能力もないから公務員ぐらいにしかなれなかったのと違うのか。人をさげすむのは十年早いぞ。
お前より、わしなどは超一流大学卒で一般公務員の平均給与の数倍も取っている人間だが、それでもそんなバカな考えなど普通にはしないぞ。
人の能力差による処遇の差というのは認めるけど、公務員は昔から他に大した能力がないから公務員になると相場が決まっている。それを自覚しているのか?お前。
明らかに公務員の今の賃金水準がやっている仕事比較で不釣りあいだからこれだけの議論をしているのであって、それがある水準に是正されるまでこの議論は続くよ。
とにかく田舎公務員、ひっこんでいろ。

[1105]

ゴジラさん、あなたも殆ど個人的経験からきた意見だけなのでは?
高額取りで一流大卒の「マトモ」な社会人の方が、
お前とかひっこんでいろなどとよくも言えますね。
少しは他人の意見に耳を傾けたらどうですか?
第一、人のことを自分より能力がないとかよく言えたものです。
どんなに人格者であることでしょう。

[1112] いろんな意見があるとは思うのですが

世の中しょうもない公務員は確かに多いと思います。
それを嘆く気持ちはよく判ります・・・判るつもりですが
さすがにゴジラさんの書き込みは理解に苦しみます…
貴殿の意見も一般論からだいぶ離れていると思います。

公務員是正派のイメージダウンを狙っておられるのでしょうか。
そうであるならばやめていただきたいです。

[1208] 応援します

竹原市長、頑張って下さい。支持派の市民のみなさんも頑張りましょう!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://ossanndream.blog101.fc2.com/tb.php/355-189f16ce

«  | HOME |  »

最近の記事


最近のコメント


月別エントリー


最近のトラックバック


プロフィール

Author:そうるふれんど
************************
逢ったことも、
見たこともない
竹原信一という人間を
見つめつつ、エールを送る
日本人です。


掲示板


関連リンク


ブログ内検索


RSSフィード